WITCH

最低1週間に1回は好きなこと載せます、3度目の正直

3時間の映画

雨の中のスズメのように一人旅に疲れた

旅を共にする友達もなく

どこからどこへ なぜ 彷徨うのかもわからない

酷い事をしあう人間たちにも疲れた

毎日毎日世の中の苦しみを感じ 聞くことにも疲れた

もう耐えられない

いつも頭の中にガラスの破片が刺さっているようだ

 

ここからは涙が止まりませんでした。

 

無罪の事実を知っている刑務所のボス達と、

死刑執行を見にきている、ジョンに恨み、憎みを持っている大勢の人間が居る

その空間での言葉の一つ一つが私の胸に突き刺さりました。

 

蜂のように突き刺さる。

 

俺たちを感じろ。お前を憎んでいないよ。

 

そいつを2度殺せ

 

そんな言葉を浴びせられる

死刑を行う電気の椅子にくくりつける

ジョンを固定しているときに、若い看守が目から大粒の涙を流していて。

 

早く地獄の苦しみを

 

そんな言葉が飛び交った。

 

最後に言い残す言葉は

 

生まれたことを謝る

 

苦しくて仕方がなかったし、映画を見ても感情移入しない事が多いのに

今回だけはおかしいくらい涙が出ました。

 

愛を利用して人を殺した

同じ事が世界中で起こっている

 

いつの時代も、なんでずっと同じ事が繰り返されているのだろう。

悪い欲に溺れ、非現実な孤独に苦しみ、なぜか自分を肯定できない。

心がいつもモヤモヤしていて、何か足りない気がして。

 

世界に平和が訪れてほしいなんて、口では簡単に言えるのだけれども、

じゃあ、あんた何してる?

そのために、このために何してるんだい?

人任せだからうんざりする日々が止まらないんじゃないか

毎日小さな幸せや、嬉しいことは確かにあるけれど、

明日どうなるかわからない、今だって1秒先は何が起きるかわかんない。

 

実はいつも不安です。でも、口には出しません。

もう、嫌なことやマイナスの言葉を生み出す人は適当にあしらってます。

実際、毎日過ごしていて、この行動が将来社会にとってどんな風に影響してくれるのかが

まだ想像できない、そして、具体的に思い浮かばせることもできていない。

でも、影響を受ける側ではなく、影響を与える側になりたいと思っている。

そのために、希望を持ってもう一度今この瞬間から頑張ってみようと思う。

 

そんな気持ちにさせられた、188分だった。