初めての土地で、初めての一人暮らし。
引っ越した日は、段ボールで床が埋め尽くされていたが、今では家具家電が揃いインスタグラムでよく見る『#一人暮らし女子』のような生活を送ってしまっている。
引越し初日は、もともと住んでいた都会から友達が来てくれていたので毎日パーティーをした。楽しかったなあ。最近ほんの少しだけ、ひとりが寂しい。
こんな可愛い感情、私も持っていたのかと、ちょっぴり自分に感心している。
友達が引っ越しの手伝いに来てくれていた時は、勿論、机もなければ座布団もない、コップもない、お皿もない、何にもなくって、
けれど、これから始まるアパート暮らしへのときめきと、高揚感で部屋中の空気が満たされて心が高鳴っていた。だから、空虚感を抱くことはなかった。
何もなかったのに、パーリーができるのか。
できるのです。
段ボールがあるじゃないですか。
段ボールを机にして飲み明かすお酒の味は素晴らしく美味しくって気持ちの良いモノでした。
仲間と飲むお酒は本当に愛しい。
新生活が捗る逸品。お金なんか要らない。段ボールとアルコールがあればいいじゃないのっ。
高いものに目は眩むけれど、安っぽいものを最後まで信じてみたい。
余裕のある人はかっこいい、でも余裕のない人生は燃える。
(引用 あいみょん)